01はじまりは「究極のカレー」だった。
スパイスカレー屋「スパイス工房 燦」で働いていた店主が、師匠と語った夢は「自分たちで育てた野菜でカレーをつくる」こと。畑を探して、たどり着いたのが枚方の奥・穂谷でした。
02畑の隣は、竹藪。日当たりが悪い。
借りた畑は竹藪のせいで日陰に。仕方なく竹を切りはじめたら──これが、楽しい。「ボコボコ切るだけじゃもったいない」と思いはじめたのが運命の分かれ道でした。
03調べてわかった、「放置竹林」という社会問題。
手入れされない竹林は根を縦横無尽に広げ、山全体を竹に変えてしまう。根の浅い竹ばかりの山は土砂災害のリスクにも。里山保全団体を立ち上げ、本格的に山へ入るようになりました。
04切った竹を、おいしく活かす。
整備で出る「伸びすぎた筍=幼竹」を塩漬けにして熟成。スパイス職人の技で味付けし、「枚方メンマ」が誕生しました。食べてもらうことが、そのまま里山の手入れにつながります。
05竹の価値を、一緒に考える仲間を増やしたい。
竹林整備体験、竹の器づくり、地域の事業者とのコラボ、新商品の開発──。厄介者だった竹が、人と人をつなぐ「地域の宝」に変わりはじめています。










